これからのインフラ系エンジニアに求められるものとは?
インフラエンジニアは、仕事をしているとトラブルコールがかかってくることがよくあります。嫌だとは思いますが避けられるものではないので、トラブルコールを楽しむことで乗り越えていくことが大事になります。
インフラエンジニアは日々サービスの運用の仕事をしていますが、その仕事には予測可能なものと予測不可能なものがあります。前者はインストールやセットアップなどの仕事が当てはまります。これについては既に分かっているので、きちんと対処することができるでしょう。しかし、後者については急にやって来るものであり、トラブルであれば忙しくても対処しなければならないため非常に大変な仕事です。
インフラエンジニアにとっては、トラブルコールは常に付いてまわる問題となっています。インフラエンジニアとして仕事を始めた初期の頃は、急に何度もトラブルコールがかかってくるので、恐怖心を抱くこともあるでしょう。しかし、インフラエンジニアである以上、これは避けられる問題ではないため、それに慣れていかなければなりません。自分よりも詳しいエンジニアがたくさんいる環境では、トラブルコールに恐怖するということはないでしょう。しかし、自分よりも知識を持つ人間がいないという環境であれば、いつ自分にトラブルコールがかかってくるか分かりません。トラブルコールは嫌なものだとは思いますが、逆に楽しむことで気持ちを楽にすることができます。
トラブルコールがいつまでも苦手で慣れないという人は、次のいずれかのパターンに当てはまると考えられます。一つ目は、インフラエンジニアの仕事自体が向いていないというパターンです。この場合はトラブルコール以前の問題になるので、ここでは考えないでおきます。もう一つのパターンは、自分のスキルが足りていないために自分で解決できないパターンです。様々な理由が考えられますが、まだスキルが低い状態なのになぜか自分が最後の砦になってしまっているケースや、ハードウェアの障害が多いためにメーカに頼むしかないケースなどが考えられます。このようなケースでは、自分が何とかしなければならないために、プレッシャーが重くのしかかってきてしまいます。
しかし、ここでは潰れてしまうのではなく、自分が成長するためのチャンスと捉えることが大切です。トラブルコールに耐えられないのは、自分がまだそれに対応できるスキルを十分に身に付けていないからです。それならば、それに対応できるだけのスキルを早めに身に付けてしまえば良いのです。確かに、スキルは短時間では身に付けられないものかもしれません。しかし、今後仕事を続けていく上ではスキルが大事になるので、今頑張って早く身に付けるようにすればトラブルコールに苦しめられることもなくなります。
下請けのインフラエンジニアについては、上流工程を目指してキャリアアップしていくことが重要になります。ずっと今のままの現状を維持して仕事を続けることになると、会社は安く若い人を雇おうとするため、いつかは解雇されてしまいます。そのため、プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどを目指すというように、上流工程を目指すことが必要です。上流工程の転職を成功させるためには、成功させた人に見られる特徴を知っておくことが大切です。3つの特徴を紹介していきます。
インフラエンジニアには、Webがインフラになりつつあることに加えてWebがソーシャル化していることにより、何よりもしっかりと仕事ができるスキルを身に付けていることが求められるようになりました。インフラだけでなく、ソーシャルアプリの隆盛についても、インフラエンジニアにとっては大きなチャンスです。インフラになりつつあるということで、そこからWebを安定させる必要が出てきます。インフラは安定が当たり前になるので、ただやる気があるだけでは仕事を任せることができません。
インフラエンジニアの仕事は、事業を展開するサービスに関して日々運用を行うというものです。ここでは一般的な障害を解決する必要がありますが、これには基本的なIT・オペレーションスキルが必要になります。特にユーザ系のインフラエンジニアについては、その他にも醍醐味のある仕事が多くなります。例えば、自サイトだけでなく大手ポータルとの連携処理を行ったり、トラフィックの増加を考えてそれに合わせた作業の配置を決めるなどがあります。